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好田矯正歯科
   

治療症例ファイル(上顎前突、出っ歯)

上下顎前突症 (治療症例ファイル3)

年齢:30歳
主婦
治療期間:2年10ヶ月
この方は、閉じたときのお口元の突出とオトガイのふくらみを一番に気にしておられます。
<治療前>
上下顎前突症(矯正治療前)
この方は、閉じたときのお口元の突出とオトガイのふくらみを一番に気にしておられます。
お口元の写真 
最初に唇をリラックスしていただきます。 自然にはお口が閉じれないです。
このときの上下唇の間隔をインターラビアルギャップといいます。理想は1mm程度ですが、
この方は8mm以上ありそうです。(左から1つ目)

次に唇を閉じていただきます。 
上唇と鼻との角度をナゾラビアルアングルといいますが、これが90°より小さくなっています。
これは、上唇が前に突出していることを示します。

オトガイの形もいびつですね。
下唇のオトガイ筋の過緊張が原因でこのような形になります。 まるで、梅干状ですね。
上記のインターラビアルギャップの大きい方ほど、このいびつな傾向が強く出てきます。
おまけに、下の唇が出て見えます。 
上の前歯の先が下唇がを押すのでこうなります。 
これがもっとひどくなると、受け口に見えてしまいます。(左から2つ目)

オトガイには梅干状の筋肉の緊張が見られます。(左から3、4つ目)

診断
上下顎前突症です。
お口の中の写真
上下顎歯列は叢生(凸凹)はほとんどありません。
しかし、歯の裏側ばかり見えています。
(上段 上・下)

前歯は上下ともかなり傾斜して前突しています。 前歯の根っこの部分の歯槽骨も、歯の傾斜に合わせて前にせり出しています。
(下段 左下・右下)

上下犬歯がしっかりと咬み合っていません。後ろの舌が透けて見えます。
(下段 左下)

右側上下顎とも第三大臼歯があります。
(上段 下)


治療方針

1. お口元の改善が第一番です。
お口を閉じたときに、オトガイの筋肉の過緊張が少なくなるようにします。

上下の前歯の位置を内側に入れないといけません。

2.上顎前歯の前突を改善するために、第一小臼歯を抜歯します。

3.下顎前歯も上顎同様に傾斜しているので、 こちらも第一小臼歯の抜歯をさせていただきます。

4.TAD(矯正用インプラント、ミニスクリュー、ネジ)を使用します。

上下顎前突症(矯正治療前)
上下顎前突症(矯正治療前)
上下顎前突症(矯正治療前)  
上下顎前突症(矯正治療前) 上下顎前突症(矯正治療前)
 
<治療経過>
お口の中の写真 
治療の終盤に入ったあたりです。
上下顎の抜歯空隙が数ミリにまで減っています。
上下前歯の歯の表面がまっすぐに立った状態になっています。
私はこの状態がとても好きです。

上顎
TAD(矯正用インプラント、ネジ、スクリュー)を使用しました。(左上)
TADはかなり上で奥に入りますので、外から目立ちません。植立時には麻酔をしますので無痛です。心配はいらないです。
上顎では、後上方に牽引しています。

従来の矯正では、抜歯空隙より前の歯の一団と後の一団との歯の引っ張り合いを行っていました。
抜歯空隙の前の一団は後ろに動いて空隙が閉鎖されてゆきます。これは目的に合いますが、同時に後ろの一団も前に動いて空隙を失っていたのです。これが目的に反することなのです。 
(この状態をアンカレッジロスといって治療を難しくする要素でした。)

下顎
TADは使用の必要がありません。
下顎の大臼歯は固定源(アンカレッジ)が強いので、簡単に前には出てきません。
奥歯と前歯のフックとを透明なチェーンで牽引し合います。これで十分です。

上下顎前突症(矯正治療中)
上下顎前突症(矯正治療中)
上下顎前突症(矯正治療中)
 
<治療後> 2年2ヶ月の動的治療の結果
上下顎前突症(矯正治療後)
お口元の写真 
上下の唇の突出感は著しく改善されました! 抜群の治療結果です。

唇をリラックスさせてもらいます。先のインターラビアルギャップは2mm位に小さくなっています。
(左から1つ目)

唇を閉じていただきます。閉じ易さを感じておられるはずです。
上唇の突出感が著しく軽減しました。 まるでお鼻が高くなったようにも見えますね。
ナゾラビアルアングルは110°位になったでしょうか。

オトガイの過緊張は全くありません。 とてもきれいなオトガイのラインが出ています。
下唇が出た感じはなくなりました。
(左から2つ目)

梅干状の筋肉の緊張は全くなくなりました、抜群の治療です。
(左から3、4つ目)

上下顎前突症(矯正治療後)

お口の中の写真
上下歯列とも理想な形態です。
前歯の裏側は見えにくくなっています。
前歯が内側に傾斜したからです。
右側上下の第三大臼歯は抜歯になりました。
(下段左上・右下)

前歯は上下とも傾斜の状態は改善されて理想的です。
歯の根元の骨の形も同時に変わっています。 歯根の移動と同時に骨の形も変形させることができます。 (これを骨の改造と表現します。) これを利用して審美的な改善が達成されました。

犬歯の上下のかみ合わせ関係が良好になりました。(下段左下・右下)

評価
治療結果は抜群です。

治療期間が2年10ヶ月とやや長くなりました。 
しかし、しっかりとした治療結果を提供することができました。

叢生(凸凹)がない場合には、抜歯空隙のすべてを前歯の移動距離に用いることができるので、治療効果はとても大きなものになります。 そのときには、3年近くの治療期間を要することもあります。
 また、丁寧な治療を心がけますとどうしても治療期間が長くなる傾向があります。
この点は十分にご理解ください。
早くて良い治療はあり得ません。

上下顎前突症(矯正治療後)
上下顎前突症(矯正治療後)  
上下顎前突症(矯正治療後) 上下顎前突症(矯正治療後)
◆患者さんのお言葉 
(アンケートでのご回答を紹介しています)

0.好田矯正歯科はを選んだ理由は?
 家から近くて値段が安かったので選びました。

1.治療結果には?
 満足しています。

2.治療期間は?
 思ったより長かったです。

3.好田矯正歯科の治療は他の人に薦めることが?
 できます。

4.好田矯正歯科の治療技術は他院より優れている?
 思います。

5.費用は?
 安いと思います。

6.治療の進め方
 親切にしていただき、ありがとうございました。

7.治療前に不安だったことは?
 歯が本当に治るのか不安でしたが、自分の想像以上にきれいにして頂きました。

8.何か改善することは?
 特にありません。 待ち時間も少なくよかったと思います。

9.先生とスタッフに何かお言葉をお願いします。
 予想より長い期間かかりましたが、きれいになって本当に良かったです。スタッフの皆様にも親切にしていただきました。

好田先生から

TAD使用を推薦します。
最近、TAD(矯正用インプラント、ネジ)を使った症例がどんどんと出来上がってまいります。
TADを使わない従来型の治療では、改善は十分されていても、もうあと少しの改善ができれば理想的なのに・・・
と残念に思うことがありました。

ところが、TADの使用によって理想の域まで治療が到達できるようになりました。
おおいなる技術の進歩が質の高い治療を提供できる確信を得ています。
このことは、治療を受けていただく患者さまにとって大きなメリットとなることは間違いありません。

したがって、当院での治療では、咬合の改善にプラスして審美的な改善は高いレベルで付加価値の高い治療結果とお考えいただいてよいと思います。
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